2次面接(最終のはず)
数日後。
また同じオフィスにあさいちに呼び出される。
今日はえらいひとと最終面接。
気を引き締めて、万全の体制で臨まなくては!
それなのに、
このとき、信じられないことに
気持ちが揺れている。
わたし、この会社に入ってしまったら
またしばらく辞めることができない。
海外にいくことを諦めないと。。。。
本当にそれでいいのかな?
待てよ・・・本当にこの会社は海外にいけないのかな?
数年かかっても、結果を出して他の拠点に異動することができれば
理想的なんじゃないの?
正直にいってこのポジションだと、その野望を最初から
明らかにしてしまうと選考上不利になると思う。
わたしはいままで、就職活動のときはいつだって
受かりたい、先方に認めてもらいたい、という気持ちから
相手の望んでいるだろう人物像を演じてきた。
だけど、その結果、前職では、自分の実力と与えられたポジションに
大きな乖離が生まれてしまって
世間的にはびっくりするような恵まれた地位を
自ら手放すことになってしまい、激しく自信を喪失することに。
しばらく、立ち直れなかった。
面接は、自分が選ばれる場所ではあるけれど
自分だって、企業を選ぶ立場ってこと忘れちゃいけない。
ある程度正直にお話することでお互いの不幸につながる
ミスマッチを防がなくては。
受からなくても良いから、正直に希望を言おう。
『将来のキャリアパスはどのようになっていますか?
たとえば、数年後に、他の職種や、他の地域に異動する可能性は?』